モノノケ、そして点と線
モノノケ堂の不思議動物蒐集品(コレクション)
2月21日(金)〜3月18日(火)
GalleryCafe*Kirin*
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とある話題について、他の先生が教えていそうなテーマだったが、自分の授業に関係しているので話をした。
そうして、学生に「この話、他の授業で習った?」と聞く。
学生の返事は、「えーと…たぶん聞いてません」とか、「覚えてません」など。
(もちろん「覚えてます!」もいるが、それはそれで話が始まらないので横に置いておく)
話を進めているうちに、彼らの反応が“忘れていたつもり”から「ああ、それのことか!」とか、「思い出した、あの話だ!」へと変わっていく。
頭の中にリンクができて、知っていることを関連づけられるようになった瞬間。知識が「点」から「線」になること。これが「気付き」ということか。
勉強して自分に点を打つ。体験することで点が線になる。点の打ち方がまずければ、線を引くときに間違いに気付く。気付きという答え合わせ。
1月30日、しばらく前に某動物園を退官されたSさんが学校に来られ、偶然の再開。
とても引退されたとは思えない。外見、声、話す内容、全てにパワーが溢れておられる。
今でも生き物に関わり続ける生活を送り、活動もされているSさんの話を聞きながら、自分の中にも点が打たれたり線が引かれる。
線を引く間もなく点を打たれた、という感じが近いか。
今日は地元に戻られるということで、次に会う時に食事の約束をし、別れる。
Facebookの申請に「今日は若いパワーをもらいました、ありがとう!」と返信が。パワーを頂いたのは僕のほうです。
夜は「モノノケ堂の不思議動物蒐集品」展について、海洋堂の古田さんと梅田で会食。大阪駅前ビルの豚テキ系のお店は僕たち二人で制覇しつつあるのだが、今日はそのうちの新しいお店で。
フィギュアを作ること、生き物のこと。そしてマチカネワニのこと(未公開情報が多くて書けない)。
ここでもまた、点と線だ。
ふと、アーティストとは皆、線を使ってものを作っているんだろうな、と気付く。点を意識して作る人、点を無意識下に置く人、の違いはあるとして。
2月21日からの「モノノケ堂の不思議動物蒐集品」展では、ビバリウムガイド誌の「幻想ビバリウム」コーナーに登場した、古田さんが作った実在/幻想動物フィギュアのほとんどが、当時のまま展示される。
メールで送ってもらったリストを見ると、その数30体弱。その中には未公開品も含まれている様子。
にも関わらず大々的な宣伝がされていないのは、少数の人に時間をかけてゆったり楽しんでほしいから、という古田さんの思いがある。
会場のキャパシティもあるにはあるが、根本は古田さんのモノノケスタンスがそうさせているのだ。
最新号のビバリウムガイドにもイベント情報が掲載されたし、ギャラリーのサイトにも書かれているので、本当に行きたいという人にとっては、すでに情報は充分ではないだろうか。
詳しい中身はお楽しみということだが、その中身はそうとう凄いことになりそうな様子。
それはまた、書けるときに書くことにする。
by tsuredure-2
| 2014-01-31 21:19
| おしらせ〜
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